2023-03-01 / 最終更新日時 : 2023-03-01 op01 04.プロ野球の歴史 「100年の道のり」(62)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信) ◎戦前最後の試合は巨人-阪急 戦争の余波を受けてプロ野球が中止に追い込まれたのは、1944年秋のことだった。6チームあったものの、4月に春季大会がスタートしたときの選手数は、全球団合わせて80名を欠いていた。スカスカ状 […]
2023-02-01 / 最終更新日時 : 2023-02-01 op01 04.プロ野球の歴史 「100年の道のり」(61)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信) ◎戦地に消えた沢村、景浦… パールハーバー襲撃から間もなく、劣勢に。悲報が相次いだ。戦地からプロ野球選手の死が次々と届くようになった。 「日本のプロ野球はこの二人の対決から始まった」といわれる巨人のエースだった沢村栄 […]
2023-01-01 / 最終更新日時 : 2023-01-01 op01 04.プロ野球の歴史 「100年の道のり」(60)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信) ◎球史から消えた正月大会 プロ野球が太平洋戦争のため休止になったのは1944年のことである。公には秋季リーグが戦前最後の試合となったが、実は翌45年1月に関西で試合が行われていた。元旦から5日まで甲子園球場と西宮球場を […]
2022-12-01 / 最終更新日時 : 2022-12-01 op01 04.プロ野球の歴史 「100年の道のり」(59)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信) ◎9年間で休止符 「わが国初めての高度野球として全国的に馴染み深い日本野球報国会では、切迫する時局にかんがみ、参加チームの総力をあげて戦力増強に資するため、野球を一時休止することに決定、13日声明を行った。これで昭和1 […]
2022-11-01 / 最終更新日時 : 2022-11-01 op01 04.プロ野球の歴史 「100年の道のり」(58)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信) ◎英語ご法度の余波 1943年(昭和18年)は暗かった。野球界では大学のリーグ戦、社会人などが中止になった一方、プロ野球は細々と試合を続けるため、こんな条件を付けていた。 1、選手は18名とする 2、隠し球は禁止。「非 […]
2022-10-01 / 最終更新日時 : 2022-10-01 op01 04.プロ野球の歴史 「100年の道のり」(57)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信) ◎ダイナマイト打線 5連覇の巨人を阻止し、叩きのめしたのは阪神だった。1944年(昭和19年)のことで、27勝6敗2分け、勝率8割1分8厘という強さを見せた。2位巨人とは4勝1敗2分け、8ゲーム差をつけた。 このころ […]
2022-09-01 / 最終更新日時 : 2022-09-01 op01 04.プロ野球の歴史 「100年の道のり」(56)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信) ◎巨人5連覇、第1期黄金時代を築く 1939年(昭和14年)になると、初めて1シーズン制のロングランとなった。これを機に巨人が勝ちはじめ、5連覇を達成するのである。藤本定義と三原脩がしごいた茂林寺の猛練習が実を結んだ。 […]
2022-08-01 / 最終更新日時 : 2022-08-01 op01 04.プロ野球の歴史 「100年の道のり」(55)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信) ◎球界を支えた19年、20年生まれ 巨人の中島治康が史上初の三冠王に輝いた1938年(昭和13年)は、その後の球界を支える逸材がプロ入りした年でもあった。熊本工から捕手の吉原正喜と投手の川上哲治、松山商からは内野手の千 […]
2022-07-01 / 最終更新日時 : 2022-07-01 op01 04.プロ野球の歴史 「100年の道のり」(54)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信) ◎猛打中島、初の三冠王 1938年は巨人の4番打者、中島治康(はるやす)の一人舞台だった。 ・春季=145打数50安打、1本塁打、25打点、①打率3割4分5厘 ・秋季=155打数56安打、①10本塁打、①38打点、 […]
2022-06-01 / 最終更新日時 : 2022-06-01 op01 04.プロ野球の歴史 「100年の道のり」(53)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信) ◎“酒仙投手”の一人舞台 1937年(昭和12年)秋のシーズンは阪神の独走優勝だった。39勝9敗1分け、勝率8割1分3厘で、2位巨人に9ゲーム差をつけた。しかも対巨人は7勝無敗。「無人の野を行く勢い」と阪神が胸を張った […]
2022-05-01 / 最終更新日時 : 2022-05-01 op01 04.プロ野球の歴史 「100年の道のり」(52)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信) ◎野球人気上々、初のMVPに沢村 1936年(昭和11年)初冬の日本一決定戦、巨人-阪神はプロ野球人気をあおり、職業としても先が見えた点で重要な戦いだった。翌37年、新たにイーグルス(後楽園野球倶楽部)が加わり、8球団 […]
2022-04-01 / 最終更新日時 : 2022-04-01 op01 04.プロ野球の歴史 「100年の道のり」(51)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信) ◎巨人勝利、その陰にエラー19 1936年(昭和11年)の王座決定戦は1勝1敗で勝負の第3戦にもつれ込んだ。12月11日、洲崎球場。先攻阪神で始まった。 先発投手は阪神がエース景浦に対し、巨人は技巧派の前川を起用した […]