「幻の球場と熱きレジェンドたち」…球場物語(岡田 忠=朝日新聞)

野球場には音があり匂いがあって特別な緊張感が流れている。なかでも、時代の波にのまれて消えてしまった「幻の球場」には、その時代に活躍したレジェンドたちの汗と涙がしみ込んでいるようで、そこで誰がどんなドラマを刻んだのか思いを馳せるだけでワクワクする。

もう二十数年前から古戦場巡りをしているが、まずはプロ野球公式戦を開催した球場から訪ねて書き溜めてきた。ほんの一部を回っただけの道半ばだが、セピア色の球史に惹かれての気まま旅である。取り上げた球場や選手は私のまたくの独断とさせていただいた。

(文中敬称略)

 

「たそがれ野球ノート」(4)-(小林 秀一=共同通信)

◎ペットと野球観戦 この夏、念願のエスコンフィールド北海道行きを果たした。必ず聞かれるのは「北広島駅」との往復の具合なので、前もって言っておくと、往きはすぐ来るシャトルバス。帰りは八回終了時に退出して、バスも余裕があった […]

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「たそがれ野球ノート」(3)-(小林 秀一=共同通信)

◎波乱の人生から学ぶ  西武や福岡ダイエーなどで球団代表を務めた坂井保之さん(89)は長いことプロ野球界に身を置き、歴史を築いてきた方だ。過去の出来事を思い起こしてもらうと、これまで事実とされていたことと真実がこうも違っ […]

「たそがれ野球ノート」(2)-(小林 秀一=共同通信)

◎楽しさ、再発見 テレビの野球中継の基本的な画像といえば、バックスクリーン脇からとらえたバッテリー、打者と審判が収まるお決まりの構図だ(昔はネット裏からだけでしたね)。投打の攻防が一目で分かるが、今やハイテクの活用でどん […]

「たそがれ野球ノート」(1)-(小林 秀一=共同通信)

◎筋の通った政治家に 「ケンタさんがよろしく言っていましたよ」。昨年(2022年)1月のこと、電話の声の主は五反田に住む義弟だった。ケンタさんとは青島健太さん。私よりよほど社交性のある義弟が自宅そばの中華料理店で青島さん […]