2023-10-01 / 最終更新日時 : 2023-10-01 op01 03.真相と深層 「ONの尽瘁(じんすい)」(4)―(玉置 肇=日刊スポーツ) 王政権2年目。1985(昭和60)年シーズンの巨人の「V逸」は、開幕2カード目の阪神戦(4月16~18日、甲子園)に要因があったと言って過言ではないだろう。35年以上経った今でもプロ野球ファンの語り草になっている、「アレ […]
2023-09-01 / 最終更新日時 : 2023-09-01 op01 03.真相と深層 「ONの尽瘁(じんすい)」(3)―(玉置 肇=日刊スポーツ) 1985(昭和60)年当時、年が改まって間もない1月10日前後にある「儀式」が東京・田園調布の「巨人軍多摩川グラウンド」で恒例になっていた。自主トレ初日の練習前、監督始めスタッフ、全選手を前にして、新たに番記者になったニ […]
2023-08-01 / 最終更新日時 : 2023-08-01 op01 03.真相と深層 「ONの尽瘁(じんすい)」(2)―(玉置 肇=日刊スポーツ) 阪神の21年ぶりセ・リーグ優勝で幕を降ろした1985(昭和60)年の暮れ、巨人監督の王貞治は、東京・神田の小料理屋に2人のコーチを呼び寄せた。1人は須藤豊、もう1人は国松彰。ともに、王とは気心が知れた仲であり、政権の中枢 […]
2023-07-01 / 最終更新日時 : 2023-07-01 op01 03.真相と深層 「ONの尽瘁(じんすい)」(1)―(玉置 肇=日刊スポーツ) *「尽瘁」=自らからの労苦を顧みることなく倒れるほどに全力を尽くす意 スポーツ紙の番記者時代、幸運にも!! ONが巨人監督として「初優勝」を遂げた瞬間に居合わせることができた。1987(昭和62)年、王貞治のセ・リーグ優 […]
2023-05-01 / 最終更新日時 : 2023-05-01 op01 03.真相と深層 ◎球界を救った選手会(5完)-(菅谷 齊=共同通信) ◎球界正常化、東西対抗でファン投票 選手会の自浄努力でプロ野球界は落ち着いた。やはり実力選手が先頭に立つと効果があることを証明したといえるだろう。 1946年にペナントレースが7チームで再開し、南海改め近畿グレートリ […]
2023-04-01 / 最終更新日時 : 2023-04-01 op01 03.真相と深層 ◎球界を救った選手会(4)-(菅谷 齊=共同通信) ◎選手の生活保障制度を確立 選手会が発足したのは1946年(昭和21年)11月中旬のことだった。 委員には巨人の川上哲治、千葉茂、阪神の若林忠志、藤村富美男をはじめとする各チームの主力選手が顔をそろえた。南海の鶴岡一 […]
2023-03-01 / 最終更新日時 : 2023-03-03 op01 03.真相と深層 ◎球界を救った選手会(3)-(菅谷 齊=共同通信) ◎食糧難と地方興行 八百長事件が起きるにはそれなりの理由があった。「生活費が欲しい」からである。 太平洋戦争が終わると、食糧難が国民を襲った。プロ野球界もそれに直面した。それでもプロ野球を再開したところに野球人のただ […]
2023-02-01 / 最終更新日時 : 2023-02-01 op01 03.真相と深層 ◎球界を救った選手会(2)-(菅谷 齊=共同通信) ◎関西で大ぴらに 「八百長問題があるから注意してチームを作ってくれ」 関西のある球団に監督をまかされた人物は、球団代表にそうアドバイスを受けたが、大丈夫と返事をした。ところが関西の球団のなかではびこっていた悪さは、想 […]
2023-01-01 / 最終更新日時 : 2023-01-04 op01 03.真相と深層 ◎球界を救った選手会(1)-(菅谷 齊=共同通信) 1945年8月15日、玉音放送。太平洋戦争が終わった。無条件降伏だった。首都東京をはじめ、全国のいたるところは焼野原で、それが日本の惨敗を如実に示していた。 どん底に叩き込まれたなかにあって、プロ野球は終戦から3か月 […]
2022-09-01 / 最終更新日時 : 2022-09-01 op01 03.真相と深層 「セ・リーグDH採用で球界が変わる?」(完)―(山田 收=報知) ▽最終回 結論めいたもの 2020年6月にスタートしたこの連載で、DHにまつわる話題を取り上げてきた。パ・リーグがDH制を採用して、2024年は50年目のシーズンになる。すっかり制度として定着したものであり、今やDHを […]
2022-08-01 / 最終更新日時 : 2022-08-01 op01 03.真相と深層 「セ・リーグDH採用で球界が変わる?」―(山田 收=報知) 第27回ナ・リーグDH制と日本への影響④ 前回の続きで2022年の交流戦を振り返ってみる。全体の半分54試合がパ・リーグの本拠地球場で行われ(DHが使える)、パ30勝、セ4勝の結果だった。前もってお断りするが、以下の数 […]
2022-07-01 / 最終更新日時 : 2022-07-01 op01 03.真相と深層 「セ・リーグDH採用で球界が変わる?」―(山田 收=報知) 第26回 ナ・リーグDH制と日本への影響③ 2022年のプロ野球の特徴と言えば「投高打低」ということ。前半戦で4度もノーヒットノーランが達成された。1943年以来なんと79年ぶりの快挙だという。1リーグ時代には、193 […]