-2023年度総会・懇親会-
東京プロ野球記者OBクラブは2023年11月10日、東京・内幸町の日本プレスセンターで2023年度総会・懇親会を開催した。当クラブの総会・懇親会の開催は、会則により毎年実施することになっているが、20年に新型コロナウイルスの感染が発生拡大して、その影響により3年間にわたり開催延期を余儀なくされた。4年ぶりに開かれた総会には会員26人が出席して討議した。総会後に懇親会を開き、ゲストに元阪神投手の江夏豊さんを招待した。
総会では、事務局長の露久保孝一(産経)が司会を務めて、2つの議案を提出し説明した。第1号議案の人事、第2号議案の活動報告と今後の計画は、どちらも会員全員から賛同、理解を得た。人事は菅谷齊会長(共同通信)以下役員が留任し、新たに会員になり理事に就任した5人が紹介され、各人が抱負を述べた(人事構成はWebサイトの「理事と名簿」を参照)。
懇親会では、まず江夏さんの球宴快記録50周年を祝した。同氏は、1972(昭和46)年のオールスター戦で打者9人全員から連続三振を奪うという記録を打ち立てている。記者OBクラブは、その快挙から50年にあたる20年総会においてゲスト招待することに決定していたが、コロナ禍により3年間実現できなかった。この日、改めてその栄誉を称え、当クラブの菅谷会長が記念の置時計を贈呈した。
江夏氏は、あいさつで「今度の阪神優勝はOBとして大変うれしい」と述べ、さらに阪神投手時代の思い出、大リーグでの挑戦体験などを披露した。会員から質問が出ると江夏氏は熱心に応えた。懇親会には、当クラブのWebサイトの広告スポンサーである株式会社ヤナセ、プロ野球名球会の幹部も招いた。会員を含め総勢30人が出席し、ティーパーティー形式でなごやかな懇談を楽しんだ。
なお、江夏さんに対するインタビュー記事を2024年1月から掲載します。