2024-07-01 / 最終更新日時 : 2024-07-01 op01 01.コラム・随想 ◎「時代を象徴した野次」の時代(菅谷 齊=共同通信) その昔、プロ野球の応援といえば“野次”だった。各チームのファンの中に野次将軍がいて、軽妙洒脱な言葉だから思わず吹き出したり、つい「お見事」と声をかけたくなったものである。一つ紹介したい。 関西に阪神、阪急、近鉄、南海の […]
2024-06-01 / 最終更新日時 : 2024-06-01 op01 01.コラム・随想 ◎日米通算記録の独立(菅谷 齊=共同通信) 大リーグが黒人リーグの記録を組み入れ、新たな記録を整備した。このニュースを日本のプロ野球界はどのように聞き、反応するのだろうか。 通算打率とシーズン打率の1位は黒人リーグのジョシュ・ギブソンになった。3割7分2厘と4割 […]
2024-05-01 / 最終更新日時 : 2024-05-01 op01 01.コラム・随想 ◎ワールドシリーズ出場の価値(菅谷 齊=共同通信) 「ワールドシリーズでプレーしたい」 大リーガーたちは必ずそう言う。大リーグの最強を決める戦いこそ、彼らの最大の望みなのである。そこに個人記録よりはるかかに高価な価値がうかがえる。 現在、大リーグはナ、アとも15球団ず […]
2024-04-01 / 最終更新日時 : 2024-04-01 op01 01.コラム・随想 ◎オープニングピッチャー(菅谷 齊=共同通信) プロ野球が2024年も始まった。野球の本格的シーズンの到来である。 野球はかなり前から歳時記に例えられている。「春はセンバツから」と。高校野球の3月に甲子園球場で行われる選抜大会を、そう言った。語呂が実にいい。 その […]
2024-03-01 / 最終更新日時 : 2024-03-01 op01 01.コラム・随想 ◎オープン戦の土、日主催(菅谷 齊=共同通信) 2024年のプロ野球も2月からオープン戦が始まった。1日のキャンプインを経て3週間ほどで実践練習に入ったわけで、初めは若手選手の力を判断し、徐々に主力の本格調整に移って行く。チーム内の競争がオープン戦の大きな目的でもある […]
2024-02-01 / 最終更新日時 : 2024-02-01 op01 01.コラム・随想 ◎FA制度とブラックソックス事件(菅谷 齊=共同通信) フリーエージェント(FA)の山川穂高が西武からソフトバンクに移ったことで「人的補 償」が問題になった。このFA制度は大リーグで始まり、のちに日本が採用した。大金が動くことで話題になる特徴がある。 大リーグがFA制度を決 […]
2024-01-01 / 最終更新日時 : 2024-01-01 op01 01.コラム・随想 ◎黒人リーグと日本のプロ野球(菅谷 齊=共同通信) 2024年の球界は大リーグ依存が最高潮に達する予感がする。大谷翔平と山本由伸がドジャースでプレーすることになり、その話題で日本のメディアは連日取り上げることは間違いなく、テレビは深夜、早朝から「大谷のホームラン」「山本の […]
2023-12-01 / 最終更新日時 : 2023-12-01 op01 01.コラム・随想 ◎スキャンダル(菅谷 齊=共同通信) 「醜聞」(しゅうぶん)-。スキャンダルのことである。昨今、各業界で頻発しているが、プロ野球界でもお目にかかる。 プロ野球の場合、人気商売の類だから、現役を退いて球界を去っても事件を起こせば「元〇〇球団に所属」とされる […]
2023-11-01 / 最終更新日時 : 2023-11-01 op01 01.コラム・随想 ◎チームのイメージ(菅谷 齊=共同通信) 球団の歴史を追うと面白い。裏を返せば、身売り、人気政策などの変遷でもある。 たとえば、DeNA。プロ野球のリーグ戦がスタートした1936年(昭和11年)に参加した「大東京」がルーツである。翌年の秋季から40年まで「ライ […]
2023-10-01 / 最終更新日時 : 2023-10-01 op01 01.コラム・随想 ◎古関裕而と野球(菅谷 齊=共同通信) 2023年9月14日、甲子園。この日は球史に残る一戦だと思う。 阪神が18年ぶりにセ・リーグ優勝を決めた夜である。地元での勝利、相手は巨人。この両チームはプロ野球を草創期から支えてきた東西の柱で、対戦を「伝統の一戦」と […]
2023-09-01 / 最終更新日時 : 2023-09-01 op01 01.コラム・随想 ◎時代をつくるホームラン(菅谷 齊=共同通信) ベーブ・ルースが特大ホームランをかっ飛ばしたことで大リーグの人気は爆発的なスポーツとなった。その後、ロジャー・マリスがシーズン61本塁打を放ち、ハンク・アーロンが通算715本とルースの記録を抜くたびに、球界は盛り上がった […]
2023-08-01 / 最終更新日時 : 2023-08-01 op01 01.コラム・随想 ◎大リーグ球団増加の余波(菅谷 齊=共同通信) 大リーグのチームが2つ増え、計32球団になる、という。 1901年、ナショナル・リーグとアメリカン・リーグの2大リーグで近代野球の歴史が始まった。1リーグ8球団の16球団時代である。 60年代になってエクスパンション( […]