2018年度の殿堂入りは松井秀喜、金本知憲、原辰徳のプロ野球3氏とアマチュアの瀧正男氏。知られざる姿を紹介する。
 

滝正男(岡田忠=朝日)

◎プロからも誘われた指導力  教育者であり人生の最後まで野球を愛し続けた人だった。   滝さんは愛知県一宮市出身で中京商業時代は鉄腕投手の野口二郎さんとバッテリーを組み、1937年の第23回全国中等学校優勝野球大会で優勝 […]

松井秀喜(露久保孝一=産経)

◎記憶に残る選手は努力できる才能を持つ 「来る日も来る日も、スイングをチェックしてくださり、その日々が、打者としての、また野球選手としての大きな礎になりました」  松井は殿堂入りが決まったとき、現役時代の監督であり熱血先 […]

原辰徳(寺尾皖次=テレビ東京)

◎ドラフト1位の日の胴上げ   はじけるような明るい笑顔が今でも浮かんでくる。1980年11月21日、東海大の原辰徳が巨人からドラフト1位で指名された日のことである。  前日の夜、私は原の実家を訪ねた。  父親の貢さん( […]

金本知憲(岡田忠=朝日)

◎「モグラたたき」が「鉄人」に変身  「鉄人」「アニキ」が金本の代名詞である。  東北福祉大の主力選手だった金本は1991年秋のドラフト会議で広島東洋カープから4位で指名されプロ入りした。  当時は非力さ目立ち、当てるだ […]