2023-02-01 / 最終更新日時 : 2023-02-01 op01 10.評伝 「評伝」「稀代のホームランアーティスト」門田 博光-(荻野 通久=日刊ゲンダイ) 567本塁打(歴代3位)、1678打点(同3位)、2566安打(同4位)の通算記録を残して、2023年1月24日に74歳で亡くなった門田博光は「こだわり」の打者だった。 天理高からクラレ岡山を経て南海(現ソフトバンク) […]
2022-01-01 / 最終更新日時 : 2022-01-01 op01 10.評伝 「評伝」ヤクルトのスカウト片岡宏雄-(菅谷 齊=共同通信) ◎あっぱれ選手発掘、約束を守った男 オールドファンなら「アマNO1捕手」として覚えているだろう。浪商時代は甲子園で、立大時代は神宮での活躍を。 1950年半ば、立大はエース杉浦忠(南海)4番の長嶋茂雄(巨人)主将でチ […]
2021-12-06 / 最終更新日時 : 2022-01-01 op01 10.評伝 「評伝」古葉竹識君と私-(岡田 忠=朝日) 低音の響きのいい声はほれぼれとする男性的な魅力があった。元広島東洋カープの監督、古葉竹識君(享年85)である。その声が突然消えてしまった。細身だが軽快な動きで、あんなに元気だったのに……。鉄人・衣笠祥雄君が逝ったときと同 […]
2021-07-01 / 最終更新日時 : 2021-07-01 op01 10.評伝 「評伝」-中村 稔(なかむら・みのる=元巨人、2021年6月2日死去、82歳) ◎口出しするな、投手はオレに任されている 中村さんは投手コーチとして、投手起用に関しては相手が誰だろうと一歩も譲らなかった。 「よけいな口出しはしないでくれ!」 そう言うと、ミーティング室を出て、遠征先のホテルの自分の […]
2021-03-01 / 最終更新日時 : 2021-03-01 op01 10.評伝 「評伝」安田猛 ◎王との名勝負、81イニング無四球の大記録 ニックネームが“ぺんぎん”。173㌢72㌔だから小太りに見えた。ホームラン打者で鍛え抜かれた体の王貞治との勝負は、投打の対決とともに好対照の体格勝負としても興味深かった。その […]
2021-03-01 / 最終更新日時 : 2021-03-01 op01 10.評伝 「評伝」高橋里志 ◎浪人、打撃投手、20勝-ドラマチックな野球人生 態度の悪さから監督に殴られてクビ。打撃投手で拾われた機を生かして20勝投手となり、2つのタイトル獲得。スーパースターとは最悪の仲。球場の鏡をたたき割る。引退後はスナックの […]
2021-03-01 / 最終更新日時 : 2021-03-01 op01 10.評伝 「評伝」野村克也(最終回)-(露久保孝一=産経) ◎練習放棄し客のために汗だくのサイン会 野村が死去してから2021年2月11日で1年が過ぎた。「人は死して名を留(とど)む」。いまだなお野村の考える野球の遺産は生きている。戦いの場とともに「人生を考える」行為を地でいく人 […]
2021-02-01 / 最終更新日時 : 2021-02-01 op01 10.評伝 「評伝」野村克也-(露久保 孝一=産経) 「考える月見草」(10) ◎死んでもオレに語らせるのか? 2020年11月、日本シリーズはソフトバンクと巨人の間で戦われた。ソフトバンクが初戦から勝ち、チームの強さを印象付けた。その戦いぶりを受けてスポーツ新聞のなかに、 […]
2021-01-01 / 最終更新日時 : 2021-01-01 op01 10.評伝 「評伝」野村克也-(露久保孝一=産経) 「考える月見草」(10) ◎劣等生が優等生を追い越した 野村は戦後初の三冠王、8年連続を含め本塁打王9回、監督として日本一3度という輝かし戦績を残した。一般的には捕手の大打者、名評論者のイメージが強い。しかし、野村には […]
2020-12-01 / 最終更新日時 : 2020-12-01 op01 10.評伝 「評伝」 野村克也-(露久保孝一=産経) 「考える月見草」(9) ◎榎本喜八は選球眼抜群の天才だった 長嶋茂雄、王貞治、中西太らが活躍した昭和30年代に、ネット裏で「彼こそ、ナンバー・ワン打者」といわれた男がいた。野村も、その見方をしたひとりだ。 その偉大なる […]
2020-11-01 / 最終更新日時 : 2020-11-01 op01 10.評伝 「評伝」野村克也 「考える月見草」(8) ◎お手本は中西太か山内一弘か 野村は、プロ入り後2年間はほとんどニ軍暮らしだった。上(一軍)を見れば、西鉄ライオンズに大下弘、中西太、大毎オリオンズには田宮謙次郎、榎本喜八、山内一弘という強打者が […]
2020-10-01 / 最終更新日時 : 2020-10-01 op01 10.評伝 「評伝」 野村克也 「考える月見草」(7) ◎「神様」とだまし合いの思考対決 野村は、ONに強く刺激を受けて現役生活を送ったが、あくまで戦いの土俵はパ・リーグである。パで打たないことには、ONと肩を並べることはできなかった。 そのパに、強 […]