「100年の道のり」-日本プロ野球の歴史(菅谷 齊=共同通信)
日本で観戦者から入場料をいただいて試合を行う、いわゆるプロ野球が始まったのは1920年代の初頭だった。大正時代の終盤である。その後、昭和に入ってリーグ戦が誕生して現在に至るのだが、日本のプロ野球は間もなく100年になろうとする。どのような道のりを歩んできたのだろうか。
「100年の道のり」(90)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信)
◎スライダーの元祖、初の完全試合を達成 1950年(昭和25年)、プロ野球はセ・パ2リーグ制となり、新たなスタートを切った。セ8球団、パ8球団という変則だったけれども、戦後の暗さを吹き飛ばすように全国のファンは大歓迎し […]
「100年の道のり」(89)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信)
◎1年でつぶされた国民リーグ 自動車や自転車など乗り物のラッパ(クラクション)で大儲けした戦後の企業の一つに宇高産業というのがあった。社長の宇高勲に付き合いのあった慶大野球部OBから「野球をやりませんか。選手が復員して […]
「100年の道のり」(88)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信)
◎空前の引き抜き合戦 8球団維持か、10球団か。1949年(昭和24年)9月末、連盟顧問会議(今のオーナー会議)が開かれた。場所は東京港区内幸町にあるビルの地下の日本野球クラブ。巨人の安田庄司、阪神の野田誠三、東映の大 […]
「100年の道のり」(87)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信)
◎大荒れの末のセ・パ2リーグ制度 B29戦闘機の空爆に原爆。あちこちが焼野原になった戦後の日本だった。そんな状況にあってプロ野球をこれからのビジネスとして多くの企業が球界参画に名乗りを挙げた。正力松太郎の1リーグ10球団 […]