「100年の道のり」-日本プロ野球の歴史(菅谷 齊=共同通信)

日本で観戦者から入場料をいただいて試合を行う、いわゆるプロ野球が始まったのは1920年代の初頭だった。大正時代の終盤である。その後、昭和に入ってリーグ戦が誕生して現在に至るのだが、日本のプロ野球は間もなく100年になろうとする。どのような道のりを歩んできたのだろうか。

 

「100年の道のり」(84)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信)

◎映画の永田、執念の登場 「プロ野球の経営をしてみたらどうかね」 GHQのホイットニー少将からの声掛けから、大映映画のトップ永田雅一はプロ野球の世界に飛び込んだ。1947年(昭和22年)のことで、永田が追放者の面倒を見て […]

「100年の道のり」(83)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信)

◎奇跡の東西対抗でプロ野球再開のノロシ 1945年(昭和20年)は激動の年だった。5月25日に東京大空襲、8月15日に終戦の玉音放送、同30日に連合国軍最高司令官のマッカーサーが厚木飛行場にコーンパイプをくゆらせて降り立 […]

「100年の道のり」(82)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信)

◎毎日新聞参画の10球団案が崩壊  三原脩率いる巨人がペナントを奪回した1949年(昭和24年)9月下旬、大きなニュースが球界を揺るがした。  「毎日新聞がプロ野球へ」  連盟に加盟申請が出されたのである。しかも監督に毎 […]

「100年の道のり」(81)プロ野球の歴史-(菅谷 齊=共同通信)

◎1年で解散、あだ花だった国民リーグ 戦後間もないプロ野球の世界に第3のリーグが生まれた。国民リーグという団体で参加チームは4。主導したのは宇高勲という人物で、自動車部品の製造で成長した新興成金だった。 宇高ははじめ既存 […]