「川上哲治とV9巨人」(高田 実彦=東京中日スポーツ)

日本のプロ野球は1960年代から80年代にかけて黄金時代を迎える。そのリーダーとなったのが巨人だった。球史に燦然と輝く、いわゆる“V9”である。長嶋茂雄、王貞治という不世出のスーパースターが活躍したことで知られるが、その巨大なチームを指揮した監督が川上哲治で、川上なくしてあり得なかったチームだった。川上は球界に近代野球を持ち込み、定着させた功労者でもあった。どのようにして大リーグにもない完璧な組織を作りあげたのだろうか。

 

第7回 門限破り攻防戦

◎遊び盛りのスター選手と取り締まり ▽「銀座の4番バッター」の門限破り 次いで「門限の堅守」である。 ナイターの時は自宅にいる選手も合宿所にいる一軍選手も午前零時か1時。そこで「門限破りの探索」の例を一つ。門限取締役は合 […]

コメントなし

第6回「懲罰と罰金」

◎懲罰より罰金が原則だった ▽ドジャースを手本にした罰金制度 川上巨人には「懲罰はなかった。代わりに罰金があった」と、参謀だった牧野茂さんが同氏著の「巨人かく勝てり」の中で書いている。よく「罰として試合に出さない」などの […]

コメントなし

第5回「川上哲治の素顔」

▽川上邸座敷の白木の柱 川上監督は正力松太郎の「巨人はアメリカ野球に追いつけ、紳士たれ、美しくあれ」を忠実に愚直に具現できたことが納得できたような気分になった。  ここでちょっと脇道にそれると、その石の置物の他に、床の間 […]

コメントなし

第4回「川上哲治の愚直」

▽粘り強くて、凝り性で 私がレース畑の担当からプロ野球のサンケイ―ヤクルトの担当替えになったとき、川上監督について作家の三好徹さんから聞いた「表現」がある。それが「愚直な人」という表現だった。三好さんに会ったのは、レース […]

コメントなし