2018-12-04 / 最終更新日時 : 2018-12-04 op01 04.プロ野球の歴史 第11回 夢の実現、ルースが日本に上陸(菅谷 齊=共同通信) ▽特別列車、ゴールデンロード エンプレス・オブ・ジャパン号が横浜に着いたのは1934年(昭和9)11月2日の朝である。米国ワシントン州シアトルからおよそ2週間の船旅だった。 この大型客船は、あのベーブ・ルースを運んでき […]
2018-11-01 / 最終更新日時 : 2018-12-04 op01 04.プロ野球の歴史 第10回 日系プレーヤーの先駆け、ジミー堀尾(菅谷 齊=共同通信) ▽移民の子、大リーガーを目指す 日本チームの中に堀尾文人という外野手がいた。彼は日系二世である。両親は日本人で、ハワイへは移民労働者として太平洋を渡った。20世紀に入る前後のことだった。 8人きょうだいの7番目としてハ […]
2018-10-01 / 最終更新日時 : 2018-10-05 op01 04.プロ野球の歴史 第9回 日本代表チームの立ち上げ(菅谷 齊=共同通信) ▽プロチーム発足前提のチーム編成 ベーブ・ルースが来るとあって、主催者は興奮状態だった。 正力松太郎は大リーグ選抜軍がシアトルを発つ2週間前に、日本球界の要人にチーム編成の協力を求め、メンバー30選手が決まった。 総 […]
2018-09-01 / 最終更新日時 : 2018-09-02 op01 04.プロ野球の歴史 第8回 苦労の末の選抜チームの編成(菅谷 齊=共同通信) ▽史上最強の大リーグ選抜軍 ベーブ・ルースは主将として来日することになった。 実は、この選抜軍は厳しいルールに縛られていた。伝統のナショナル・リーグは1932年から、 「海外での試合に出てはならない」 このため、チーム編 […]
2018-08-01 / 最終更新日時 : 2018-08-04 op01 04.プロ野球の歴史 第7回 ついに来た天下のホームラン王(菅谷齊=共同通信) ▽ポスターを見て、ベーブが笑った 正力松太郎の大望は、もはや執念だった。 「惣さん、ルースを呼んでくれ」 鈴木惣太郎を呼び、アメリカへ渡ってくれ、と御大は言った。頼りは鈴木しかいなかった、というのが実情だった。 1 […]
2018-07-01 / 最終更新日時 : 2018-07-01 op01 04.プロ野球の歴史 第6回 大リーグ最大のピンチを救ったベーブ・ルース(菅谷 齊=共同通信) ▽ブラックソックス事件 そのスキャンダルはワールドシリーズが舞台だった。1919年、絶対有利と下馬評の高かったア・リーグのシカゴ・ホワイトソックスがナ・リーグのシンシナチ・レッズに敗れたところから、八百長のうわさが広まり […]
2018-06-01 / 最終更新日時 : 2018-06-01 op01 04.プロ野球の歴史 第5回 波乱の19世紀、20世紀に発展 ▽日本球界夜明けのころ、大リーグは… 昭和に入ると、日本では人気スポーツの野球をビジネスにしよう、との動きが出た。それを実現のために奔走したのが正力松太郎である。1931年(昭和6年)に大リーグ選抜を招き、野球の醍醐味を […]
2018-05-01 / 最終更新日時 : 2018-05-01 op01 04.プロ野球の歴史 第4回 すごさを見せつけた大リーガーたち ▽ゲーリッグ、グローブがやってきた 大リーグ選抜チームは1931年(昭和6年)10月29日午後零時30分、横浜港に着いた。竜田丸から選手が次々と降りてきた。 臨時列車が用意され、一行は横浜埠頭から東京に向かった。東京駅 […]
2018-04-01 / 最終更新日時 : 2018-05-01 op01 04.プロ野球の歴史 第3回 全日本メンバーはファン投票で ▽ルースの不参加 「来日してプレーしていただけないか」 正力松太郎の使者がベーブ・ルースに打診した。 「・・・無理なんだ」 ルースの返事はつれなかった。理由は、映画出演のため撮影の時期と重なる、というもので、映画会 […]
2018-03-01 / 最終更新日時 : 2018-02-27 op01 04.プロ野球の歴史 第2回 正力松太郎の登場と英断 ▽全国野球ブーム 1922年(大正11)に発足した初のプロ野球団体だった芝浦協会は、2年間ほどで解散の憂き目に遭った。資金難もあったが、関東大震災の避難所として本拠地グラウンドを接収され、興行できなかったことも大きな原 […]
2017-11-24 / 最終更新日時 : 2017-12-01 op01 04.プロ野球の歴史 第1回 「芝浦協会と天勝球団」 ▽日本で初の大リーグ同士の試合 日本に野球が伝えられたのは、明治維新から数年後の1870年代はじめのころ、明治4、5年というのが通説である。その後、鉄道技師の平岡煕(ひろし)が米国に留学し、そこで体験した野球を持ち込み、 […]