ヤナセ・ニュース

◎平松氏を迎え、恒例のヤナセ杯

株式会社ヤナセ(井出健義社長)が東京都港区で主催する小学生を対象にした第3回港区少年野球チャンピオンシリーズは2018年3月10-11日の両日、芝浦の埠頭グラウンドで行われ、本村クラブが3連覇を達成しました。
 第1日の開会式には、野球殿堂入りしている200勝投手で“カミソリシュート”の異名を持つ平松政次さん(日本プロ野球名球会員)を迎え、始球式のあとトークショーや野球教室行い、大いに盛り上がりました。総合司会は深澤弘氏(元ニッポン放送アナウンサー)が担当しました。
 大会は昨秋の港区ベスト4のチーム(麻布キッズ、高輪クラブ、オール麻布、本村クラブ)が出場。第1日の準決勝に続く第2日の決勝は本村クラブが投打で圧倒し、第1回から3年連続1位となりました。松本芳雄実行委員長(株式会社ヤナセ執行役員)からヤナセ杯が授与されました。
 平松氏は名球会のユニホームを着用して登場し、その格好良さに歓声があがりました。「目で聞くように」との話から野球教室が始まり、投手としての基本を分かりやすく説明し、自らピッチングフォームを示すなど熱の入った指導でした。選手たちの質問にも丁寧にユーモアを交えながら答え、和やかな雰囲気のうちに終了しました。
 大会最後に行われたオールスターゲームは卒業生にとって最も思い出に残るイベントで、今年も派手に立ち回りを演じ楽しんだようです。死球があると両軍ベンチから選手がマウンド目がけて殺到、逃げ回る投手を追いかけるパフォーマンスは恒例の見もので、球場全体が笑いに包まれました。
 このヤナセ杯は2016年から「ヤナセ100周年」記念の一環として創設されました。卒業する6年生を送る大会を主旨とし、試合のほか、ホームラン競争、オールスターゲームも行います。球場は日本に初めて誕生したプロ野球チーム(通称・芝浦協会)の本拠地跡にある少年野球専用で、スタンド、照明、人工芝、サブグラウンドなど設備が充実している立派なグラウンドです。
大会主旨に賛同し、日本プロ野球名球会(理事長・山本浩二、顧問・長嶋茂雄、王貞治)が後援、株式会社ドーム(アンダーアーマー)、株式会社ジェイコム港新宿、ナガセケンコー株式会社が協賛しています。運営は港区少年野球連盟。名球会からはこれまで柴田勲(巨人OB会長)東尾修(元西武監督)両氏が始球式、野球教室を行っています。

ヤナセ杯の野球教室で投球フォームを示しながら指導する平松政次氏(右は司会の深澤弘氏)=2018年3月10日、港区芝浦の埠頭グラウンド

(了)