「たそがれ野球ノート」(31)-(小林 秀一=共同通信)

◎1年の終わりに
 生活から野球が消えている季節に入り、たそがれ記者にとって、なんと一日の長いことか。それに引き換え、師走を迎えて、なんと一年の短いことか。
野球に関わることだけでもイチローに始まり、長嶋さん、大谷、阪神、ワールドシリーズといろいろなことがあったのは確か。
しかし、そんな話題を満載した列車は、一年間のレールを一気に走り抜けていってしまった。ああ、またページが一枚めくられてしまうのか、自分自身のゴールへもまた一歩近づいていくのか、とついつい思ってしまう。(とくに未練があるわけでもないのですが)
 追い打ちをかけるように、迎える新年はおめでたい二字が私を待っている。喜寿。とうとうここまで来たか、と複雑な気分にさせられるが、こんなメッセージをいただいた。
 「人生100年時代ですよ。となると後期高齢者は最後の四分の一。つまり第4楽章でしょう。ベートーベンの交響曲第9番では『歓喜』なのです」。つまり、最後に最大の喜びが待っているというわけだ。
それはともかくとして、健康に留意しながら野球を楽しむ1年にしたいと思います。よろしくお願いします。
 年末、テレビの回顧番組を見ながら、西武ライオンズの滝沢夏央内野手の美しい守備には思わず見入ってしまった。どこでも守れるこの内野手は素晴らしいフィールディングをする。これまで自分の注目度が少し低かったことを反省して、来季はしっかりウオッチすることを誓いました。                        (了)

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